自分が整体師になったワケ

私は現在、埼玉県さいたま市を拠点に、出張整体師として活動をしています。
それまでは6年ほどサラリーマン整体師しており、
いち社員から店長まで経験させて頂きました。
そもそも、大学で4年間通い、しかも工学部を卒業した私が、
なぜ整体師になったか。キッカケは2つあります。
学生時代のケガ
一つは、中学時代の野球部の練習で2年時に肩を怪我し、卒業まで復帰できなかったこと。
大好きな野球なのに、ケガの痛みで練習すらまともに参加できない悔しさ。
1年以上に及ぶリハビリの中で、体の治療や予防、スポーツ医学などに関心を持ち始めました。
「自分がケガをした経験」は、実は整体師の「あるある」なのですが、
その時ではまだ仕事にしようという気持ちはありませんでした。
激務による「うつ」と体調不良
2つ目は、社会人1年目に勤めた販売職にて、販売ノルマのプレッシャーと、
当時の上司のパワハラによって身体を壊してしまったこと。
- 重度の過敏性腸症候群(IBS)
- 毎朝鏡を見るのが憂鬱になるほどの顔中に吹き出物
- うつ状態、無気力感、虚脱感
- 食欲低下で体重が7kg落ちる(筋肉が落ち痩せ細る)
丸1か月ほどトイレの住人になり、まともに外出もできない状態になりました。
しかも、これらの症状は在職中に生じていたものではなく、
「退職した途端に一気に出てきた」ものでした。
つまり、「我慢していたものが一気に噴出してきた」わけです。
この出来事をきっかけに体と心は繋がっていると痛感し、
- 漢方などの東洋医学
- ヨガなどの自己調整
等の考え方に多く触れ、実践するようになりました。
ストレス等で心身がのサポートをしたいと考え、
中学時代におぼろげに抱いていた体のケアというお仕事を、
整体という手段で実現していくことを決めました。
大事にしたいこと
「先生」と言われないように心がけています。
私は施術者ですが、お客様よりも立場が上なわけでも、偉いわけでもありません。
自分も同じように、弱点のたくさんある一人の人間であることを大事にしています。
私自身がメンタルをやられてしまった経験から、ヨガや心理カウンセリングなど、
心のケアのこともたくさん学び、アウトプットをしてきました。
「リラックス」からの、「自己受容」
つまり、
自分が自分であることを大事にできる。
そんな気持ちで整体をさせて頂いています。
私がお伝え出来ること
このように書くのもなんですが、
「整体」というのは、キッカケに過ぎないと考えています。
つまり、
整体師が、あなたの人生を代わりに生きることはできません。
あなたの体を善くするのは、最終的にはあなた自身にしかできない。
しかし、その「キッカケ」によって、
「もっと私らしく生きてもいいんだ」
「もっと自分の身体をいたわってあげよう」
と、理屈ではなく心から実感することが出来ると思います。
体が良くなるだけでなく、自分に自信を持つお手伝いができたなら、
これほどうれしいことはありません。
SOH