「やる気」が出ない原因
やる気が無くなってしまった時、どうしたらやる気が出るか、
色々試したりしたことはあるでしょうか?
Youtubeを見ようとか、映画を見に行こうとか、
気分転換をしてやる気を回復させる人もいますが、
そもそもやる気はなぜ落ちるのでしょうか?
どうすれば、やる気を回復させられるのでしょうか?
Contents
【「やる気」は、どんな時になくなるのか】
「やる気が出ない」とき、自分のエネルギーが「枯渇」してしまい、
まるでガス欠になった状態みたいなイメージされると思います。
しかし実際は、全く逆です。
「いまやるべきこと」に対して、
「ああ、嫌だな、面倒だな!」
という、怒り・不安・不満など、
マイナスのエネルギーが「充満」した結果、
余計に「いまやるべきこと」から逃げ回っている状態なのです。
【やる気が出ないとき、やってはいけないこと】
心が不満とか怒りでいっぱいのときというのは、
いわば心のセンサーが狂ったような状態にあります。
そのため、この時に直感的に求める刺激に手を出しても、
かえって悪い結果になることがほとんどです。
分かりやすい例としては、
・暴飲暴食/甘いものやお酒を摂りまくる
・知人をつかまえて愚痴を言いまくる
・1日中ネットやゲームをする
・意味もなく夜更かしをする
などがありますね。
共通しているのは、気分転換になっているようで、
実はカラダの負担になっているものが多いということです。
気晴らしをする間は苦しさを一瞬だけ忘れられますが、
フタをしてた「やりたくないなあ」という感情が
再び大きく膨れ上がってきます。
そうすると「楽」と「苦」のギャップが大きくなりすぎ、
やりたくないことにとりかかるにしても、
「苦」の感情をより強く感じてしまうのです。
こうなってくると、
「今の私はやるべきこともできないダメ人間だ」
「この仕事は楽しくない=もっと他に楽しいことがあるはず」
などと現実逃避をしたくなってしまいます。
その結果、もっとストレスが強まってしまうのです。
【やる気を回復する方法】
①やる気が無くてもいいから行動に移す
やらずにため込んでいたタスクは一覧にまとめてから、
優先順位の高いもの(やりたくないもの順)から処理していくと、
減っていくごとにモヤモヤした感情が薄まるのを実感できます。
解決策は他にもありますが、最終的には大きくても小さくても、
一歩を踏み出すかどうかですべてが決まるといってもいいでしょう。
②ありのままの感覚に意識を向ける
起きた出来事に対して頭で解釈しようとするのではなく、
意識をカラダや心の感覚に集中させます
例えば、ダイエット中なのにドカ食いしてしまい後悔したとして。
もう二度とやらないって決めてたのに!
あれだけ気を付けてたのに、またドカ食いしちゃった。
私はなんて自分に甘いダメ人間なのかしら!
これは、脳内の「思考」に逃げている考え方です。
そうではなく、カラダの状態に意識を向けるのです。
胃が麺とスープでいっぱいでもたれて苦しい、
胃酸がたくさん出てムカムカする、
もうこれ以上消化できないって言ってる、
口の中が豚骨スープでベタベタして気持ち悪い、
お腹が重たくて歩くのも辛い
といったように、カラダが感じている不快感に意識を向けます。
そうすると、頭ではなくココロの底から、
「もうこんな苦しい想いはしたくない」と、
「思考」ではなく、「実感」することができます。
③ウソをつかない、自分を誇張しない
お世辞でもなんでもそうですが、ウソををつくと、
「ウソをついてしまった」という不安が生じますが、
これだけでは終わりません。
そのウソがウソだとばれないように、
更なるウソを作り出さないといけなくなるため、
心に余計なエネルギーを使わせてしまうのです。
ウソをつくたびに不安も大きくなっていくので、
目先のことに集中できなくなっていきます。
自分を大きく見せるのも、逆に卑下してしまうのも一緒です。
自信がないから「できるように見せて、実際はやらない」。
自信がないから「最初からできないと言って、やらずに済ませる」。
非常にちっぽけなプライドを守ることになってしまいます。