「無限の可能性」がピンとこない人へ
【なんだか押しつけがましい?】
「あなたには無限の可能性があるのよ」と言われた時、
「すごくしんどい」
または、
「よくわからん」
と感じることはありませんか?
「そんなの、私には…」と思うほどに
自己肯定感が低いというのもあるのですが、
どこか「押しつけがましい」感じてしまうんですね。
「それは、あなたに自信があるから言えるんでしょ?」と。
そして、ひねくれ者な私は、その言葉の端々に、
「あなたは今まで仮初めのつまらない人生を歩んできたのよ」と
言われているようなニュアンスを感じてしまうんですね。
ネガティブ思考の強い人の中で「無限の可能性がある」と言われて、
たちまち元気になる人は、ごく少数であると思います。
私がディズニーアニメが苦手なのも、どの作品にも共通して、
このメッセージを容赦なくブン投げてくるからですね(笑)
【無限の可能性に執着しなくなったワケ】
私は「無限の可能性」を、あまり深く信じていません。
そう思うようになったキッカケは、私が子どもの頃にプレイしていたRPG、
『ファイナルファンタジー8』に登場した
「アーヴァイン」というキャラクターのセリフがきっかけです。
アーヴァインは、大切な友人と離れ離れになった幼少時代を振り返り、
大人になって再開した仲間たちに、こう語りかけます。
ほら、よく言うだろ~?人生には無限の可能性があるってさ~。
僕はそんなの信じてないんだ。
いつだって選べる道は少なかった。時には道は1本しかなかった。
その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が僕をここまで連れてきた。
だからこそ僕はその選んだ道を……選ばなくちゃならなかった道を大切にしたい。
どうでしょう?何か感じませんか?
(感じて!笑)
少なくとも私は、このセリフにとても救われたのを覚えています。
「あなたには無限の可能性があるのよ!」と言われるよりも、
このアーヴァインのセリフの方が、「今の自分」を純粋に
受け止めてくれているように見え、スッと受け入れられたんですね。
【無限の可能性は、自己受容が基にある】
今の自分が「取るに足らない」と思えたとしても、
それを真っ向から否定するのではなく、受け止める。
自己否定したままでは、無限の可能性もクソもないですよね。
ネガティブ思考の強い人にとって、
これほど地に足付いた心強いメッセージは、
1つの心の支えになるのではないかと思い、
シェアさせて頂きました。