10年悩んだニキビ肌を0円で治した話①

以前の記事で、社会人1年目に勤めた販売職にて、
上司のパワハラによって身体を壊してしまったことを書きました。

整体師としてお仕事を始めるきっかけになった出来事でしたので、
今日はこちらをもう少し掘り下げてお話したいと思います。

【14歳から10年以上続いたニキビ肌】

中学2年の時、「思春期ニキビ」が私にもありました。

「10代ならよくあるし、今のうちだけだよ」
と言われるのが一般的でしょう。

しかし、高校生になっても、大学に進学してからも
ニキビの赤みはいっこうに治まることはなく、
むしろ悪化していく一方でした。

皮膚科で診てもらうと、ビタミン剤と抗生物質が処方されます。

服用中は肌荒れが一時的に治まりますが、
服用を辞めたとたんに再び悪化、
というのを、10年以上繰り返したでしょうか。

当時の私は、朝に鏡を見た時のニキビの赤みの状態で、
その日一日の気分が左右されていました。

ちょっとでも赤みが強ければ、「今日も調子悪いな…」と落ち込み、
いつもより赤みが弱ければ、「今日はマシな方か」と感じる。

やがて、周囲からの目線を気にし始めるようになります。

周りの人は、この真っ赤な顔を見て、笑っているんじゃないか。

そんな不安をずっと抱えながら生活していましたから、
自信も当然なくなりますし、控えめ性格になっていきます。

【職場のパワハラで、ニキビも体調も悪化】

社会人になってからも、ニキビ肌が治ることはありません。

それどころか、抗生物質を服用し続けたせいで、
ニキビに対する効果がなくなっていたのです。

加えて、当時の上司から数字のプレッシャーは凄まじく、
目標未達だと胸倉をつかんで詰められるのが当たり前。

そんな状況で1年が経つころ、肌以外の身体に不調が出始めます。

「なんだかお腹が重たいな。。」

この時は強い症状こそ出ていなかったものの、
仕事に出かける直前にお腹がゆるくなることが増えたのです。

販売員は1年ごとの契約更新だったため、
これ以上ストレスを感じながらお仕事をするのも嫌だと思い、
契約満了を期に退職を決めました。。

しかし、これが悲劇の始まりでした。

やっと仕事を辞めることができた、と気持ちがゆるんだ瞬間、

  • 重度の過敏性腸症候群(IBS)
  • 吹き出物がさらに悪化
  • うつ状態、無気力感、虚脱感
  • 食欲低下で体重が7kg落ちる(筋肉が落ち痩せ細る)

の症状が一度に出てきたのです。

ちなみに、最も症状が強く出ていた時の私の肌の状態は、
こんな感じです。(閲覧注意ですよ!)

我ながら、本当にすごいですよね。

胃腸の調子が悪化しすぎて、
トイレが近くにないと不安な状態だったため、
まる1か月は外出することもままなりませんでした。

当然、肌がこんな状態でしたから、
人に会いたいとも思えません。

在職中は緊張感や責任感で無意識のうちに
抑え込んでいた心と体の不調が、

緊張感という「くさび」が無くなったことで、
一気に噴出してきた
のだと思います。

この時、

「心とからだは、つながっている」

ということを痛感させられたのです。

【現在の私の状態】

この出来事をきっかけに、「心とからだのケア」という、

長い長い取り組みを実践していくことになります。

・胃腸にやさしい食べ方、料理
・「養生」の考え方を学び、実践する
・漢方薬を試す、東洋医学的アプローチ
・ヨガで自分のこころと体をゆるめる

これらはごく一部で、現在も継続しているものもあれば、
体に合わないと思い辞めてしまったものもあります。

体調不良がピークだった2013年から7年たちますが、
今の私の肌の状態はこんな感じです。

少し跡が残ってクレーターになっている箇所もありますが
2013年の段階では、ここまで肌が改善するなんて、
全く想像していませんでした。

そして、少しずつ体調や顔の状態が回復してくるにつれ、
自分に自信がもてるようになり、
自然と表情も明るくなったのです。

【学んだことと注意点】

抗生物質などの薬を使うのは、あくまでも対症療法でしかなく、
過去の私のように、薬を使うことを止めて再発するようであれば、
根本的に改善したとは言えないでしょう。

原因は、必ず自分の生活習慣の中に隠れています。

そして、「これさえやっておけば万事OK」というような、
魔法のような方法は、存在しない
ということです。

高価な化粧品を使ったり、高額なエステに通うことが
決め手になるとも限りません
し、私はおすすめしません。

次回は、こうした自己調整に取り組むうえで陥る勘違いや、
それを防ぐための考え方と行動についてお話したいと思います。

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